awsの監視にzabbixを利用するときにはテンプレートを活用すべきか


awsの監視をどのようにして行っていくかを考えるときにzabbixに着目することがよくあります。zabbixはサーバー監視ツールとしてもよく知られていますが、会社として様々なサービスを提供しています。zabbixを活用して監視を行っていくときにはどのように利用するのが良いのでしょうか。

サービスの概要を理解して最適な方法を考えてみましょう。

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zabbixのサービスを知ろう

zabbixはオープンソースの監視ツールとして公開されていて、多くのサーバーエンジニアが活用しています。awsの監視にかかわらず、一般的な社内サーバーやクラウドサーバーの監視ツールとして広く利用されている人気のツールです。

ソフトウェア本体は2001年から公開されて世界的に利用されていますが、そのソフトウェアを活かしつつ幅広いITソリューションを提供する会社としてzabbix LLCが設立されています。ラトビアに本社があり、日本でも東京に子会社を置いて2012年からサービスを提供しています。

zabbixの監視ツールは30万以上もの利用ケースがあって信頼性が高く、次々に利用現場が増えてきています。zabbixのツールはサーバーに限らず、ネットワークやデータベース、ストレージやクラウドなどの幅広いITの監視に活用することが可能です。

一つのツールで全ての監視を同時に実現できるという点でも注目度が高く、大規模なエンタープライズのシステムの監視にも対応しています。そのため、世界的に名が知られている大企業からベンチャー企業まで幅広く導入が進んでいるのが実態です。

zabbixの会社としてのサービスはこの監視ツールを用いた産業別、適用範囲別のソリューションの提供がメインです。総合的な統合サービスを提供しているのが基本で、企業の要件に従って適切な監視ソリューションを考案して提案してもらうことができます。

また、現場に合った監視ツールの開発やコンサルティングなどのサービスとして提供している他、技術サポートも実施しています。さらに、独自の認定システムを持っていて、トレーニングプログラムを受講することにより認定を受けられるシステムもあるのが特徴です。

zabbixの活用を進めてもらうための支援サービスとして捉えることができるでしょう。

zabbixではaws監視テンプレートを提供している

zabbixでは監視ツールをによる監視体制の確立をスムーズに行えるようにするためのテンプレートの提供を行っています。一般的によく用いられているサーバーやネットワークなどに対応した個別のテンプレートになっているのが特徴で、awsについても専用の監視テンプレートが用意されています。

zabbixのaws監視テンプレートを使用すると各種サービスを利用するために必要な設定をまとめて行うことができ、さらに課金状況やサービスの稼働状況などについてモニタリングすることが可能です。

具体的にはawsが提供する監視ツールであるCloudWatchによるメトリクスの取得をしてzabbixに集約することができます。そのため、基本的にはCloudWatchで簡単にできることならzabbixですぐできると考えることが可能です。

また、その応用によってawsを利用する上で常に監視したいという要望が大きいサービスへの課金、サービスの稼働状態について常にわかりやすく監視できるシステムができています。

この他にもオートスケーリング機能の監視や、Amazon SNSとの連携、Amazon Lambdaとの連携も行うことができます。特にAmazon Lambdaとの連携は運用を効率化するために重要な点で、Lambdaに登録されたコードをzabbixで実行できるのが魅力です。

aws監視テンプレートを使うべきシーン

zabbixの提供するaws監視テンプレートはawsのサービスの各種情報を集約的に管理できるようにし、一つのツールで適切なオペレーションをするのに役に立ちます。ただ、このテンプレートを使うべきか使うべきではないかはよく考えて決めることが必要です。

まずはテンプレートを速やかに導入して監視体制を整えるべきシーンがどのようなものかを確認しておきましょう。aws監視テンプレートの導入が望ましいのはawsの環境構築をして、監視の基本的な体制を作り上げるまでにawsの運用や監視の経験が豊富なエンジニアが業務を担当できない場合です。

awsのクラウドサーバーとしての特性を理解していなければ適切な監視をできるような形を整えるのは難しく、抜け落ちがあったり、不要な監視負担を強いたりしてしまう状況が生まれるリスクが高くなります。そのため、テンプレートを使って運用を始めてしまい、それから徐々に学びながら最適化を図っていくのが無難なのです。

また、zabbixの使用経験がないエンジニアしかいないという場合にも、スムーズに運用を始められるようにテンプレートを使うのが合理的でしょう。

aws監視テンプレートを使う必要がないシーン

aws監視テンプレートを使う必要がないシーンとして、awsまたはそれ以外のクラウドサーバーの監視環境を構築した経験があるエンジニアがいる場合が挙げられます。特にzabbixを使った経験があるエンジニアであればなお良く、特にテンプレートを使用せずとも現場に合った監視システムを整えてくれるでしょう。

テンプレートを使った方が早いかもしれませんが、現場でのawsの使い方に合わせて監視の仕方を設計した方が効率も良く、サーバー障害の発生リスクも低減されます。確かなスキルと経験があるエンジニアがいるならテンプレートは使わずに、1から開発してもらった方がより良い監視体制が整うのです。

zabbixに任せる選択肢もある

zabbixではトータルソリューションの提案もしているので、zabbixに監視環境の構築は任せてしまうことが可能です。テンプレートはあくまで大枠なので、これだけでしっかりとした監視を続けていけるわけではありません。

重要なのは現場に合った形でどのようなメトリクスを取得していくか、ログをどのようにして記録するか、自動化のためのスクリプトをどう記述して運用していくかを考えて実装していくことです。少なくとも最初の段階で現場に合った監視の仕方はzabbixに決めてもらうことができます。

テンプレートを使用するよりもトラブルが発生するリスクが低く、使いやすい監視ツールができあがるのがメリットです。また、aws以外のサーバーを利用しているときにも一元化した効率的運用方法の提案をしてもらうこともできるので、相談してみましょう。

zabbixの活用方法は体制に応じて考えよう

zabbixはawsの監視ツールとしても高い人気があり、aws監視テンプレートを提供して利用を促しています。awsに詳しくないエンジニアが監視体制を整えるようなシーンでは重要な役割を果たすので積極的に活用しましょう。

zabbixに相談すれば現場に合った監視の方法を提案してもらえることも念頭に置いて、どのように活用するかを考えるのが大切です。